どーでもいいことを書くことが多いこの日記ですが、
今日はシリアスな日記です。


今日、高校二年間クラスが同じだった女子のお別れ会がありました。
お別れ会といっても、留学とか転校ではありません。
永遠の別れです。


思えば彼女とは高校の修学旅行で九州に行ったとき、
長崎の街を一緒に班行動で回りました。
自分と同じ理系だった彼女とは、高三の時に数学の試験などで助け合い、
無事お互い大学の行きたい学科に進めたのですが・・・
正直、「友達」というほどの関係ではありませんでした。
大学に入ってからも、会えば挨拶ぐらいはするけど・・そんな仲でした。
でもやっぱりこの歳で、同学年の彼女の病死はかなりショックでした。
そして、生きているのを当たり前と思って生きている
自分の愚かさにも気付かされました。


「死」に対しては、子供のころ散々思い悩み、
医者に「どうしたら死なないで済むのか」とまで聞いた私ですが、
それを悩んでいるようじゃ楽しく生きられない、
当分死ぬことはないんだし、考えるのはやめよう、
と自分を誤魔化し続けて生きてきました。
が、こうした同年代の死や身近な人の大病を前にすると、
この考えが大きく揺らぎます。
その人のために何ができたか、何をすればいいのか、
そんなことばかり考えて考えて・・・
そして結局そのことから逃げてしまう。


ただ、身近な人の死を未だ経験していない私にとって、
今日のお別れ会でひとつ、分かったことがありました。
「故人を忘れなければ、その人は自分の中で生き続ける」
そんなフレーズ、どこかで聞いたことありませんか?
正直、そんな使い古された言葉、慰めにしかならない。
私はずっとそう考えていました。
でも、今日のお別れ会でこの言葉は真実だと感じたのです。
お別れ会の中で、たくさんの思い出話が話されると、
「この人との思い出は、私の中で生き続けている。」
そう感じることがありました。
それが自分の中で生き続ける、ということなんだな、と。
だから大切な人と大切な思い出を作らなければ、と思いました。
自分が死んだときにも・・・ね。



こんな大事なことを自分に教えてくれてありがとう。
忘れないからね、ゾネさん。