5つ目。
さて、今回は「おうし座」(4/20〜5/20)
おうしも、オスの牛、牡牛です。牡牛座は冬の星座です。
特徴的なものがけっこうあるので見つけやすいですね。
まずはアルデバラン。これは牡牛の左目にあたるオレンジ色の星です。
このアルデバラン、というのは「後に続くもの」という意味で、
おうし座の肩の部分にあたるプレアデス星団の後を追うように
昇ってくることからこの名前がつきました。
そう、このプレアデス星団というのは日本では昴(スバル)
という名前で親しまれている星団です。
7つの青い星が双眼鏡でもはっきり見えるこの昴、一見の価値アリです。
めっちゃキレイですよ〜!
他にも、顔の部分にはヒアデス星団という散開星団があります。
ギリシャ神話では、大神ゼウスがフェニキアの王女エウロパに一目惚れし、
彼女をさらうために変身した白い牡牛の姿、とされています。
連れ去った先は現在もヨーロッパにあるクレタ島
エウロパという名前がヨーロッパの語源になったとかならないとか・・・
また、こんな話もあるようです。プレアデスは神話の中では
美しい7人姉妹とされています。その美しさゆえ、
彼女たちにはストーカーがいました。
実は有名なオリオンです。しつこいオリオンから逃げるため、
彼女たちは空に逃げました。ところがオリオンも空にやってきてしまったため、
ゼウスの化身である牡牛に守ってもらうことにしたそうな・・・。
プレアデス、アルデバラン、オリオンという順で昇ってくるのは
こんな理由があるからなんだとか。