さぁ、三つ目行きましょう〜


さて、今回は「うお座」(2/19〜3/20)。
うお座もやはり秋の星座。
この魚座は大きなV字の形をしているのですが、すべて暗い星です。
だから12星座の中でもかなり見つけづらい星座といえるでしょう。
なぜ魚なのにV字?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
これは二匹(二尾?)の魚がリボンで結ばれた形をしているからなのです。
この二匹はそれぞれ北の魚、西の魚と呼ばれています。
では、うお座の神話を御紹介しましょう。
この神話の舞台は以前ご紹介した山羊座の神話と同じ。
牧畜の神、パーンは他の神々といっしょに河原で宴会をしていました。
愛と美の女神アフロディーテと、その息子エロスもその場に居合わせたのです。
このあとの展開はお分かりですね?
そこに突然テュポーンという100もの頭をもつ怪物が現れました。
驚いたパーンは上半身はヤギ、下半身は魚に変身して逃げました。
アフロディーテとエロスはそれほど慌てなかったのか(笑)、
しっかり魚に変身し、川に飛び込んで逃げました。
アフロディーテは、息子のエロスがはぐれることのないよう、
その尾と自分の尾をしっかりリボンで結びました。
このリボンは母子の絆なんですね。