やっぱり忘れていた。
12星座のお話。


今月は「みずがめ座」(1/20〜2/18)。
こちらも秋の星座です。あまり明るい星はありません。北半球で見て、
みずがめ座の左下にある星は明るいですが、これはフォーマルハウトという、
みなみのうお座の1等星です。
星座の絵を見てみると、みなみのうお座
みずがめ座の水瓶から流れる水を飲み干しています。
で、みずがめ座の見つけ方は、といいますと
このフォーマルハウトの右上にある三ツ矢を探せばよいのです。
三ツ矢サイダーの、あの三ツ矢です。
ここがみずがめ座の水瓶を持っている手の部分を表しています。
そう、みずがめ座は水瓶を持った人の形をしているのです。
ではみずがめ座に関する神話をご紹介します。
昔、トロイに美少年と評判の高いガニュメーデスという羊飼いがいました。
が、彼はその美貌ゆえ、大神ゼウスに気に入られてしまいます。
そしてゼウスは鷲に変身し、ガニュメーデスをさらって
オリンポス宮殿に連れて行ってしまいました。
この時の姿が夏の星座、わし座です。
そしてガニュメーデスはオリンポス宮殿に住む神々に
神酒(ネクタル)を注いで回ることになったのです。
ガニュメーデスは人間界に戻れないので両親はたいそう寂しがりました。
これを見たゼウスは可哀想に思い、
ガニュメーデスの姿をみずがめ座として星座にしました。
・・・いや、帰らせてあげなよ!(笑)
で、ここでもうひとつ突っ込みたいところが。ええ、「神酒」です。
つまり、みずがめ座に描かれているガニュメーデスが注いでいるのは酒。
水瓶座ではなく酒瓶座なのです。
それを飲み干している南の魚は相当酒に強いと言えるでしょう(笑)
うらやましい・・・